令女界とは? わかりやすく解説

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令女界

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/03 21:43 UTC 版)

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令女界(れいじょかい)は、宝文館が発行していた雑誌1922年(大正11年)創刊、1950年(昭和25年)に休刊。女学校高学年から20歳前後の未婚女性を主な読者対象としていた。

『少女画報』と同様に、身の上相談や美容相談にも力を入れていた。男女の恋愛を描いた小説も掲載されたため、「軟派な少女の読むもの」との印象もあった。

  • 「他の少女雑誌は公認しても『令女界』は禁止する学校が多かった。もちろん禁止されても読むのは自由だったが、戦前、校規にそむく勇気のある少女は少なかった。」(遠藤寛子)

主な作家

文学作品

  • 大原富枝
  • 川端康成 - 『翼の抒情歌』(昭和8年1月号 - 6月号)
  • 森田たま - 『桃李の径(こみち)』(昭和14年)
  • 龍胆寺雄 - 『燃えない蝋燭』(昭和5年4月号 - 昭和6年3月号)、『青銅のCupid』(昭和8年4月号 - 昭和9年3月号)、『禁断の果実』(昭和25年1月号 - 9月号)
  • 北川千代 - 『新しき朝』(大正13年)、『春に叛く』『一つの路』(大正14年)、『名を護る』(大正15年)、『薤(らっきょう)』『花瓶』(昭和2年)、『春闌(はるたけなは)』(昭和4年)、『赤い海水着』(昭和9年)
  • 萩原朔太郎 - 散文詩『坂』(昭和2年9月号)

挿絵画家

  • 蕗谷虹児 - 『令女界』の看板スターだった。代表作の詩『花嫁人形』は本誌(大正13年2月号)に掲載された。大正14年(1925)に虹児がパリに留学すると、虹児のパリ通信が掲載された。昭和12年、自画伝『乙女妻』を1年間連載。
  • 竹久夢二
  • 須藤しげる
  • 元義雄



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