他のコンプレッサーとの比較
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/09 04:27 UTC 版)
「プリズムコンプレッサー」の記事における「他のコンプレッサーとの比較」の解説
他のパルスコンプレッサーで最も一般的なは、回折格子によるもので、プリズムコンプレッサーと比べより多くの負分散を容易に作り出せる(数十mmから数cm)。しかし回折格子コンプレッサーは、金属コーティングされていた場合、散乱や吸収の為に30%の強度ロスが起こる。反射がないようにしたプリズムコンプレッサーは2%のロスしかなく、レーザー共振器内部に設置可能、回折格子コンプレッサーより安価という利点がある。 他のパルス圧縮技術にはチャープミラーがある。負分散で反射する誘電体のミラーだが、設計の難易度が高く、分散の量が小さい。プリズムコンプレッサーと同等の分散を作るには複数回の反射を要し、調整が難しい。一方で、特定の分散を持つものを作成可能である。大きい帯域幅を持ったパルスを圧縮するのに使われる。
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