今町中之島大凧合戦とは? わかりやすく解説

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今町・中之島大凧合戦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/27 08:45 UTC 版)

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今町・中之島大凧合戦(いままちなかのしまおおたこがっせん)は、新潟県見附市今町地区と長岡市の中之島地区(旧南蒲原郡中之島町)で毎年6月上旬に開かれる祭りである。

歴史

今町・中之島大凧合戦の起源は、300年以上前に、信濃国(現在の長野県)の紙商人が、たまたま端午の節句に今町へ立ち寄った際、刈谷田川堤防上で大凧を作り、打ち上げたのが始まりとされる[1]。現在の大凧合戦の形態となったのは、江戸時代の天明3年(1783年)より、刈谷田川改修の堤防を踏み固めるために行って以来、年中行事として今に至ると伝えられている[1]

概要

毎年6月の初旬、第1土曜日より月曜日までの3日間開催される。中之島大橋から猫興野橋の間の刈谷田川の両岸から凧を揚げ、上空で綱を絡ませる。綱が絡んだ後、それが切れるまで引き合う。

使用する凧の種類

合戦に使用される凧は「六角凧」である。美濃紙100枚を使う大きなもので、大きさは縦4.3メートル、横3.2メートルで約8畳分の大きさがある[1]

参加する「組」

当地の凧合戦は町内単位でと呼ばれるチームを作って参加する。現在は11組あり、今町の町内で組織される組が8組、中之島の町内で組織される組が3組であるが、今町側の組のうち、葵組と五丁目組が刈谷田川の左岸(中之島側)から凧を揚げる。現在の組は下記のとおり。(上流側に位置する組から下流側への順で記載した。)

  • 刈谷田川右岸側(今町側)
    • 坂井町組
    • 旭組
    • 新町組
    • 奴組
    • 神楽組
    • 横神○組
  • 刈谷田川左岸側(中之島側)
    • 五郎組
    • 達磨組
    • 勇組
    • 葵組(今町)
    • 五丁目組(今町)

今町凧民謡

昭和4年(1929年)、北原白秋の作詞、町田嘉章の作曲により「今町凧民謡」がつくられ、完成の際にはNHKのラジオにより、全国に披露された[2]

脚注

  1. ^ a b c 見附今町・長岡中之島大凧合戦 由来”. 見附市役所. 2016年7月8日閲覧。
  2. ^ 見附今町・長岡中之島大凧合戦 今町凧民謡”. 見附市役所. 2016年7月8日閲覧。

関連項目

外部リンク


今町・中之島大凧合戦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 09:57 UTC 版)

見附市」の記事における「今町・中之島大凧合戦」の解説

今町・中之島大凧合戦は毎年6月第一土曜日より3日開催刈谷田川東岸今町側と西岸中之島側に分かれ、凧を揚げて綱を絡め、綱が切れた方の組が負けとなるもので、100枚もの美濃紙張り合わせた長さ4m超える六角凧200が、勢い猛に吹く風により、空高くまで掲げられ大空華麗に舞うありさま多く見物客驚嘆させる。

※この「今町・中之島大凧合戦」の解説は、「見附市」の解説の一部です。
「今町・中之島大凧合戦」を含む「見附市」の記事については、「見附市」の概要を参照ください。

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