今城青坂稲実池上神社 (上里町忍保)とは? わかりやすく解説

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今城青坂稲実池上神社 (上里町忍保)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/10 20:06 UTC 版)

今城青坂稲実池上神社
所在地 埼玉県児玉郡上里町忍保225
位置 北緯36度16分08.7秒 東経139度09分14.0秒 / 北緯36.269083度 東経139.153889度 / 36.269083; 139.153889 (今城青坂稲実池上神社 (上里町忍保))座標: 北緯36度16分08.7秒 東経139度09分14.0秒 / 北緯36.269083度 東経139.153889度 / 36.269083; 139.153889 (今城青坂稲実池上神社 (上里町忍保))
主祭神 伊吹戸主神
豊受姫命
社格 式内社
県社
創建 不詳
本殿の様式 流造
別名 池上神社
例祭 10月17日に近い日曜日
地図
今城青坂稲実池上神社
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今城青坂稲実池上神社(いまきあおさかいなみいけがみじんじゃ)は、埼玉県児玉郡上里町忍保の利根川支流の烏川沿いにある神社。祭神は伊吹戸主命豊受姫命の2柱。武蔵国賀美郡の延喜式内「今城青八坂稲実池上神社」の論社、旧社格は県社[要出典]

由緒

高度な稲作技術を持った渡来系氏族が、烏川沿岸の忍保に稲作の神「豊受姫命」を守護神として和銅4年(711)に創祀した。[1]

その後、渡来系氏族の衰えにより荒廃し、「今城青八坂稲実池上神社」の社号は失われ[要出典]「稲荷社」と呼ばれていたが、元弘年間(1331-1334)に新田義貞が金窪城の鬼門除けとして再建した。この時に鬼門除けのため、祓戸四神の一神「伊吹戸主命」が勧請されたと思われる。 延元3年(1338年)に季子義宗が金久保の領主となり、戦勝祈願した。 貞治2年(1363年)に関東管領となった上杉憲顕が金窪の領主となり、応安元年(1368年)に国境の平穏を祈った。[1]

大永4年(1524年)に斎藤盛光が金窪城主となり、新田氏と同様に城の守護神とした。[2] 天正10年(1582年)6月には、武蔵国賀美郡織田信長の家臣の滝川一益北条氏政ら北条軍の「神流川の戦い」で戦場となった。兵火により社殿が焼失した。[1] 天正19年(1590年)1月に金窪の領主となった川窪信俊が、天正19年(1591年)に焼失した社殿を再建、神田が寄進された。川窪信俊は武田信玄の弟「武田信実」の子に当たる。 元禄7年(1694年)に、烏川の氾濫で社殿が流された。流された本殿を引き上げ、高くした基礎上に修繕を加えて再建した。 元禄11年(1698年)に、川窪信俊の孫、武田信貞丹後国に転領した。 金窪城は廃城となり、当社は衰退していった。[1]

元文3年(1738年)には、地頭から鳥居の再建、供米の奉納があった。 嘉永年間(1848年-1854年)には、地頭から社殿の修繕、神田が寄進された。[1]

明治5年(1872年)には、社名を「稲荷社」から現在の「今城青八坂稲実池上神社」へ復称した。[1]

社格 [1]

祭神 [1]

一の鳥居の扁額
拝殿の扁額

合祀

境内社 [3]

行事 [1]

  • 歳旦祭(1月2日)
  • 祈年祭(3月17日)
  • 大祓式(6月30日)
  • 斎田祭(7月25日)
  • 例大祭(10月17日に近い日曜日)
  • 新嘗祭(11月27日に近い日曜日)
  • 大祓式(12月29日)

交通

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i 社頭掲示板『第62回伊勢神宮式年遷宮記念 今城青八坂稲実池上神社 御由緒』
  2. ^ 社頭掲示板『池上神社』(設置者:埼玉県上里町、設置日:昭和61年3月)
  3. ^ 平成祭データ(発行者:神社本庁、発行日:1995年6月)



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