人脈・影響関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/15 09:27 UTC 版)
煙山のロシア史研究を継いだ者としては、増田冨寿が挙げられている。 日本近現代史専攻の木村時夫(早稲田大学社会科学部教授)は、大学院時代に主として煙山から指導を受けたと記している。 煙山の論文「近世無政府主義」(1902年)は当時としてはロシア・ナロードニキの「唯一のガイドブック」であり、幸徳秋水、宮下太吉、管野スガらに影響を与えたと見る見解がある。もっとも、煙山の伝記を書いた千葉瑞夫によれば、煙山が同書を書いた目的は、無政府主義の宣伝にあったのではなく、正確な認識に基き批判しようとする点にあったという。 煙山は、有賀長雄が主宰する『外交時報』を通じて有賀と交流があり、有賀を「学問上の師」としていたという。。また煙山は、有賀の推薦で早稲田大学講師となったとする記述がある。
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