人柄とエピソード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/02 09:18 UTC 版)
文徴明は高潔温順な人柄で、ともすれば堅物とさえ伝えられる。友人の唐寅は彼を誘って石湖に舟遊びに出かけたが、途中文徴明を驚かそうと隠していた芸妓が現れると彼は溜まらず逃げ出そうとし、ついに舟を戻したという。また文人として矜持を貫き、王侯貴族(宗藩)や宦官、それらに阿って利益を貪るもの(中貴)、外国人には決して書画を売らなかった。一方、貧しい者が彼の贋作を作成して売ってもその者が救済されるならば構わないと容認していたという。唐寅は「傍にいるだけで心が洗われる」と述懐している。
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