人形劇と熊使い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 15:25 UTC 版)
1630年代にドイツ人外交官アダム・オレアリウスがロシアを訪れて残したスケッチには、スコモローフたちの楽器演奏や踊りのほか指人形や熊使いが描かれており、人形劇と熊の調教はスコモローフの重要なレパートリーに組み込まれていたと見られる。ミーシカ(ミーシャ)という愛称を付けられた熊の芸はとくに人気があり、ロシアから西ヨーロッパへも伝えられた。 現代のロシアサーカスを代表する熊の芸は、スコモローフを祖先としている。スコモローフが衰退する18世紀以降、ロシア民衆の娯楽は町の見世物小屋を中心として興業されるようになり、ここからロシアの近代サーカスが誕生する。
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