井桁松明
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 01:37 UTC 版)
井桁松明(イゲタタイマツ)とは鎮火際の当日に、各家の前に井桁状に積み上げられる薪のことである。かつては自分の家の山林からアカマツを切り出したり、懇意にしている職人に頼んで薪を用意していた。今日では木材流通センターなどから、1把約600円程度のものを10把から15把購入する家が多い。薪を積むにはまず、世話人が前もって道端に用意しておいた砂を敷き、塩を撒いてから井桁上に組上げていく。高さはおおむね170センチほどである。点火する際に各家の主人によって四方に塩が撒かれる。また、大松明と同様に点火をスムーズに行うため、薪の上部には束にした松脂が置かれる。
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