二次植物の分布
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/31 18:07 UTC 版)
植物界や動物界といった、2界説、5界説は過去のものになりつつある。2005年以降は、アーケプラスチダ界、リザリア界、エクスカバータ界などの新時代の分類概念が整理され、用いられている。Adl et al.(2005)で定義される大分類群と二次植物との関係は以下の通り。 アメーボゾアおよびオピストコンタ 葉緑体を持つ生物はおらず、二次植物も含まれない。 リザリア 緑色植物の二次共生に由来する葉緑体を持つクロララクニオン藻を含む。葉緑体内には緑色植物細胞核であるヌクレオモルフが残っている。 エクスカバータ 緑色植物の二次共生に由来する葉緑体を持つユーグレナ藻を含む。ヌクレオモルフは無い。 クロムアルベオラータ クリプト藻、ハプト藻を含む。いずれも紅色植物の二次共生に由来する葉緑体を持つ。クリプト藻にのみヌクレオモルフが残っている。ストラメノパイル 紅色植物の二次共生に由来する葉緑体を持つ不等毛植物を含む。 アルベオラータ 紅色植物の二次共生に由来する葉緑体を持つ渦鞭毛藻を含む。ただし、渦鞭毛藻の葉緑体にはハプト藻やクリプト藻の三次共生に由来するものもある。
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