二日目:住民の追放
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/12 20:43 UTC 版)
「グランプレ奇襲」の記事における「二日目:住民の追放」の解説
集落を後にした翌朝、アカディア人とミクマク族は、森の中でチャーチと軍勢を待ち受けていた。チャーチの兵たちは、如何なる抵抗勢力も追い払うようにとの指示を受け、夜明けに再び集落へと出発した。アカディアの最も大きな部隊が、木々と丸太の陰から、チャーチ隊の右手の方向に火を放った。しかし火は燃え広がらず、アカディア人たちは撃退された。チャーチ隊は集落に入って略奪を始めた。何人かの兵士が、目に入った酒屋に乱入して酒を飲み始めたが、チャーチはすぐにそれをやめさせた。その日は、ニューイングランドの兵たちによる集落の破壊が続いた。チャーチが分遣した隊の報告では、60の民家と6の製粉所、多くの納屋を破壊し、納屋にいた約70頭の家畜が殺された。 ある場所で、何人かのニューイングランド兵が、すぐ近くでアカディア人たちが牛を追っているのを見つけた。チャーチは大尉のバーカーと数人の兵にあとを追わせ、細心の注意を払って進むように警告した。しかし、バーカーたちの追跡はいささか無謀に過ぎ、兵共々、集落に退却するチャーチ隊の目の前で殺された。 その夜、チャーチ隊は、丸太で砦を作りながら、教会や残りの建物を焼き払った。チャーチによれば「町のすべてが一瞬にして火に包まれたように見えた」 一軒の民家を残して、すべてが焼き払われた。
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