事件に向かって
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/16 23:28 UTC 版)
「和歌山出会い系サイト強盗殺傷事件」の記事における「事件に向かって」の解説
事件当時は、Bにとって、Aはあくまで金を貢がせるための存在でしかなく、実は出会い系を通じて別の大阪府の会社員男性K(当時24歳)と知り合っていた。Bは自らを国際派モデルと称し、Aが貢いだ金でKと豪遊した。Kとの関係は順調に進んでいたが、このKにはMという姉(当時27歳)がいた。Mは心臓が弱い病弱な女性だった。 BはKとMの3人で遊ぶようになる。しかしKと結婚すれば、病弱なMの面倒も見なければならないことに嫌気がさすようになった。そこでBは自分の兄だという小鉄と名乗る架空人物、つまりは第三者を装い、電話で自分の気持ちをKに伝えようとした(Bはプライドが高く、自分の気持ちを素直に伝えることができなかった)。ところがひょんなことから、この小鉄と電話で話していくうちにMが小鉄を気に入り、会いたいと言い出すようになってしまった。 Bは、Kとの交際費用の工面やMに対する疎ましさのため、Aに出会い、「友人がKに強姦されて子供が産めなくなり、自殺したから、その友人の仇をとりたい。自分はKを殺して金を奪うので、AにはKの姉のMを殺して金を奪ってほしい。」などと嘘をついて、Aに、小鉄役を演じてMに会い、Mを殺害して金銭を強奪するように指示した(BにはKを殺害するつもりは毛頭ない)。
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