乱戦の場合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 07:33 UTC 版)
相手が居玉や囲いを作らない状態で乱戦を仕掛けて来た場合には、大住囲いの方が固いことを活かして捌き合いを狙う展開になることが多い。使用局面の項目で掲げた図2-6では、先手陣の方が後手陣よりも固いため、先手としては捌き合いによって優勢に持ち込むことができる。また、図2-6の後、先手の藤井聡太は、▲7三桂と桂馬を活用した。これは、事前に角筋を消していると同時に、後に▲6五桂や▲8五桂と桂馬を更に活用する手を用意し、攻めと囲いが一体化している。実際の対局でも、大住囲いが相手からの急戦をしっかりと受けていた上に、▲8五桂が相手玉の詰みに寄与していた。
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