九種横死
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/03/14 08:03 UTC 版)
仏教では、経論によって差異があるが、横死には9つの種類や原因があると説いている。これを九種横死(くしゅ・おうし)という。 『薬師経』の説 病気になっても医療を為さない 非道を為して国法で処刑せられる 荒楽に耽って身を慎まず、鬼怪隙に乗じてその精気を奪われる 火に焚焼せられる 水に堕ちて溺死する 山林などにおいて悪獣の為に喰食せられる 絶壁より堕ちてその命を喪(うしな)う 毒薬に中(あた)る 飢餓涸渇に苦しんで死する 『九横死経』の説 食べるべきでないのに食す 節食しない 食べなれないものを食す 消化しないうちに物を食べる 大小便を我慢する 戒律を行せずして、世間法に随い触れる 悪友に近づく 入ってはいけない時に山里に入る 疫病や狂犬を避けずに看過する
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