九点円
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/31 23:05 UTC 版)
九点円(きゅうてんえん、英: nine-point circle)は、三角形において特定の9個の点を通る円の名称である。発見した人の名前から、オイラー円(英: Euler's circle)・フォイエルバッハ円(英: Feuerbach circle)とも呼ばれる[1]。
注釈
- ^ 重心Gを中心とする拡大・縮小率 -+1/2 の相似変換 f により三角形ABCは三角形DEFに写され、垂心Hを中心とする拡大・縮小率 1/2 の相似変換 g により三角形ABCは三角形JKLに写されるから、外接円は相似変換 f および相似変換 g により九点円に写されるので、九点円の半径は外接円の半径 R の半分 R/2 である[3]。さらに、重心Gと垂心Hは相似の中心となり、外心を O、九点円の中心を N とすると、重心Gと垂心Hはオイラー線上で線分 ON をそれぞれ 2:1 に外分および内分するので、九点円の中心 N は外心 O と垂心 H の中点となる[3]。
- ^ 1990年バルト海団体数学コンテスト問8[9]
- ^ 垂心Hを中心とする拡大・縮小率 1/2 の相似変換 g により外接円は九点円に写されるから[10]。
- ^ 三角形ABCの内心Iは三角形IAIBICの垂心であり、三角形ABCの外接円は三角形IAIBICの九点円となるから[11]。
出典
「九点円」の例文・使い方・用例・文例
- (幾何学で)九点円という円
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