乙支フリーダムガーディアン
別名:乙支フリーダムガーディアン演習
英語:Ulchi Freedom Guardian、Ulchi Freedom Guardian exercise
米国と韓国の間で8月から9月にかけて実施される合同軍事演習のコードネーム。コンピューターシミュレーションを駆使した大規模演習で、数万人規模の隊員が参加する。
乙支フリーダムガーディアンは、朝鮮半島における有事を想定した年次の演習である。2008年までは「乙支フォーカスレンズ」と呼ばれていた。2009年から現在の「乙支フリーダムガーディアン」に改称されている。
米国と韓国の合同軍事演習としては、毎年2月から3月にかけて実施されている「キーリゾルブ」もある。こちらは韓国軍だけでも20万人程度が参加する大規模演習となっている。
関連サイト:
U.S., South Korea to Begin Ulchi Freedom Guardian Exercise - 米国国防総省 プレスリリース 2011年8月15日
乙支フリーダムガーディアン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/24 09:19 UTC 版)
乙支フリーダムガーディアン | |
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各種表記 | |
ハングル: | 을지 프리덤 가디언 |
漢字: | 乙支 프리덤 가디언 |
発音: | ウルチ=プリドム=カディオン |
RR式: | Eulji-Peurideom Gadieon |
MR式: | Ŭlchi-P'ŭridŏm Kadiŏn |
英語表記: | Ulchi-Freedom Guardian |
乙支フリーダムガーディアン(ウルチフリーダムガーディアン、朝鮮語: 을지 프리덤 가디언、英語: Ulchi-Freedom Guardian, UFG)とは、朝鮮半島有事に備えるために行われる韓国軍とアメリカ軍の年次合同軍事演習。
以前は乙支フォーカスレンズ(을지 포커스 렌즈、Ulchi-Focus Lens)と呼ばれていたが、当時2012年に予定されていた戦時作戦統制権の韓国軍転換に備えるために2007年に改称がアナウンスされた[1]。韓国軍が主導しそれをアメリカ軍が支援する形で行われる[要出典]。内容はコンピュータ支援による防衛演習で、備えを強化し、地域を保護し、朝鮮半島の安定性を維持するようデザインされている[2]。乙支とは高句麗の将軍、乙支文徳にちなむ[3]。
なお2018年は6月に史上初の米朝首脳会談が開催されるなど朝鮮半島情勢の緊張が緩和されたこともあり、同年8月に予定されていた演習は中止された。しかしこのことでアメリカ陸軍内からは、在韓米軍や米韓連合軍の即応能力が低下したとも指摘された[4]。
脚注
- ^ https://www.stripes.com/news/ulchi-freedom-guardian-exercise-slated-for-august-1.80950#.WZo3sXqRWhA
- ^ https://www.defense.gov/News/News-Releases/News-Release-View/Article/1282786/exercise-ulchi-freedom-guardian-2017/
- ^ https://www.thesun.co.uk/news/4255137/ulchi-freedom-guardian-military-drill-us-south-korea-north-korea/
- ^ “合同軍事演習の中止で「即応能力低下」 次期在韓米軍司令官”. AFPBB News. フランス通信社. (2018年9月26日) 2018年10月20日閲覧。
関連項目
- キー・リゾルブ - 別の米韓軍事演習
外部リンク
- 乙支フリーダムガーディアンのページへのリンク