主なライブラリの拡張
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 22:03 UTC 版)
「Microsoft Visual C++」の記事における「主なライブラリの拡張」の解説
追加のCRT関数 MS-DOS時代に由来するもの、POSIX互換のもの、セキュリティ強化のためのものなど コンパイラ組込関数 MMX, SSE, SSE2やその他CPU命令に対応するもの stdext名前空間 hash_map, hash_setなど msclr名前空間 C++マネージ拡張およびC++/CLI用の追加ライブラリ STL/CLR C++/CLIでのSTL風のライブラリ 同時実行ランタイム (Concurrency Runtime) 並列パターンライブラリ(英語版)などから構成される、C++11ベースの並列処理ライブラリ C++ AMP GPUなどのアクセラレータを使った並列処理ライブラリ(言語拡張を含む) 特に、Visual C++ 2005ではバッファオーバーフローやマルチスレッドでの安全性の向上のため、大幅なライブラリの拡張が行われた。Cの関数にはstrcpyに対してstrcpy_sのように末尾に_sを追加した名称のものが該当し、その大半はISO Cの標準化委員会へTR 24731として提案されている。また、C++でも_sを付けたメンバ関数の追加(std::basic_istream::readに対して_Read_sのように)や範囲チェック付イテレータなどの追加が行われている。 なお、Visual C++ 2008にService Pack 1 (SP1) を適用すると、C++0x TR1対応ライブラリや、MFCでのVisual Studio風スマートドッキングウィンドウおよびOffice 2007風リボンインターフェイス作成のための拡張パッケージ(MFC Feature Pack)が追加される。また、Visual C++ 2010にSP1を適用すると、Direct2DやWindows Animation ManagerのMFC用ラッパークラスが追加される。
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