中間財貿易による利益
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/19 09:48 UTC 版)
旧来のリカード理論やHOS理論では、貿易される財は完成財に限定されていた。ポール・サミュエルソンは、中間財(投入財ともいう)を貿易することにより大きな貿易の利益が得られることを指摘し、これをスラッファ・ボーナスと名づけた。現在の世界貿易に占める中間財の割合は上昇しており、これは中間財貿易の利益によると考えられる。中間財貿易の利益は、加工貿易や三角貿易、オフショア貿易、グローバル・サプライ・チェーンの展開などの説明原理と考えられる。
※この「中間財貿易による利益」の解説は、「貿易理論」の解説の一部です。
「中間財貿易による利益」を含む「貿易理論」の記事については、「貿易理論」の概要を参照ください。
- 中間財貿易による利益のページへのリンク