中質量ブラックホール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/10 06:37 UTC 版)
「あすか (人工衛星)」の記事における「中質量ブラックホール」の解説
1996年、あすかによっておおぐま座のスターバースト銀河M82の観測が行われ、M82の中心から離れた位置に太陽の数百倍から1000倍という中間的な質量を持つブラックホールが複数存在する証拠を発見した。ブラックホールの質量についてはこれまで、通常の恒星進化によって作られる恒星質量スケールのブラックホールと、銀河中心に存在する106-8太陽質量という大質量ブラックホールの間をつなぐ中間的な質量のブラックホール(中間質量ブラックホール)の存在が知られておらず、大質量ブラックホールの起源をめぐって大きな謎となっていた。この発見は、大質量ブラックホールがより小さなブラックホールの合体によって形成されるという自然なシナリオを支持する証拠と考えられている。
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