中国の肉田麩
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/25 04:25 UTC 版)
中国語では、肉の繊維をほぐしてふんわりさせたものであることから、「肉鬆」(ロウソン、ròusōng)と呼ぶのが一般的である。一般的に豚肉製肉鬆は淡い茶色に着色されており、牛肉製肉鬆は濃い茶色に着色されているため外観で見分けが付く。 肉田麩の作り方は明末から清初期に確立されていたと見られ、1698年の『養小録』には鶏肉を使う作り方が、1750年の『醒園録』には豚肉と魚肉を使う方法が記載されている。 中国では粥に乗せたり、マントウと共に食べる事が多いが、卵焼きに混ぜ込むこともある。 「太倉肉鬆」は上海の隣の江蘇省蘇州市太倉市の名物である。 福建省漳州市竜海市も「肉鬆」の1つ重要な産地である。
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