中之島造船所とは? わかりやすく解説

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中之島造船所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/16 01:55 UTC 版)

有限会社中之島造船所
種類 特例有限会社
本社所在地 日本
781-0112
高知県高知市仁井田4515番地
設立 1942年5月
業種 輸送用機器
法人番号 8490002003795
事業内容 鋼船の建造・修理
代表者 代表取締役 南邦明
資本金 2,000万円
従業員数 25名
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有限会社中之島造船所(なかのしまぞうせんしょ)は、高知県高知市に本社・造船所を置く造船・船舶修繕事業者である。

概要

1927年昭和2年)に個人事業として創業し、以後1942年(昭和17年)の法人化、1990年平成2年)の新工場への移転を経ながら、高知市において造船業を営んでいる[1]。創業以来、主として木造船の建造・修理を行っていたが、新工場への移転の際鋼船(おもに港湾関係作業船)の建造・修理に転換し、2005年(平成17年)からは新造船の主体を内航貨物船としている[1]

環境対策強化船の建造にも取り組んでおり、2012年(平成24年)には、開発した省エネ船型内航貨物船が、鉄道建設・運輸施設整備支援機構の省エネ船建造支援制度において先進・高度二酸化炭素低減化船として認定された[2]2019年令和元年)には、二重反転プロペラとCRPベクツインラダーの組み合わせを世界で初採用した内航鋼材運搬船(開発はジャパン マリンユナイテッド)の建造を担当した[3][4]

主要設備

  • 建造船台:最大建造トン数 999トン 1基[1]
  • 修理船台:最大上架トン数 749トン 1基[1]
  • ジブクレーン
    • 30トン吊走行型 2基[1]
    • 10トン吊塔型 1基[1]
  • 門型クレーン:2.8トン吊 3基[1]

沿革

  • 1927年昭和2年)2月 - 高知市中ノ島において、個人事業として木造船建造・修理業を創業[1]
  • 1942年(昭和17年)5月 - 有限会社中之島造船所として法人化[1]
  • 1990年平成2年)3月 - 高知市仁井田4515番地に新工場を建設し移転。鋼船(おもに港湾関係作業船)の建造・修理に転換[1]
  • 2005年(平成17年) - 新造船の主体を内航貨物船に転換[1]
  • 2012年(平成24年) - 開発した省エネ船型内航貨物船が、鉄道建設・運輸施設整備支援機構の省エネ船建造支援制度において先進・高度二酸化炭素低減化船として認定される[2]
  • 2019年令和元年) - 二重反転プロペラとCRPベクツインラダーの組み合わせを世界で初採用した内航鋼材運搬船(ジャパン マリンユナイテッド開発)を建造[3][4]

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k 高知県商工労働部工業振興課 『高知県製造業ポータルサイト』「有限会社中之島造船所」(2022年2月23日閲覧)
  2. ^ a b 鉄道建設・運輸基盤整備支援機構 『内航海運のグリーン化に資する船舶技術』「1.8 先進・高度二酸化炭素低減化船」(2022年2月23日閲覧)
  3. ^ a b 2019年5月29日付日本海事新聞記事「JFE物流/内航鋼材船『かがやき』、世界初の推進方式」
  4. ^ a b 2019年5月28日付JFE物流株式会社ニュース「内航鋼材船『かがやき』就航のお知らせ」(2022年2月23日閲覧)



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