世界の水産物漁獲量と乱獲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 09:15 UTC 版)
世界の水産物の漁獲量は、この半世紀の間に、飛躍的に増えてきた。 1950年に2000万トンだった漁獲量は、1980年までに3倍に増加。1980年代までは、右上がりに上がってきた。そして、増え続けてきたこの漁獲の現状は、世界の水産資源の状態を、明らかに悪化させることになった。 その結果、1990年代以降、漁獲量が頭打ちになっている。 1975年から2015年までの水産資源の状態を比べてみると、健全な資源状態の水産資源が占める比率が確実に下がり、一方で、枯渇の危機にあるものが増えてきている。すでに水産物の3分の1は乱獲状態であり、漁獲枠に余裕があるのはわずか1割にとどまっている。
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