不朽の名作「フローラ・ダニカ」
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「ロイヤルコペンハーゲン」の記事における「不朽の名作「フローラ・ダニカ」」の解説
世界一豪華なディナーセットとして不朽の名作と謳われているパターンネーム「フローラ・ダニカ」は創立初期の1885年につくられた。フレデリック王子が当時デンマークと親交の深かったロシアの女帝エカチェリーナ2世に献上するために作られたディナーセットで、「フローラ・ダニカ植物図鑑」より2600点もの植物を食器に描くという壮絶な企画であった。12年の歳月をかけ絵付師バイエルが忠実にたった一人で食器のひとつひとつにデンマークの草花を図鑑から描き写す作業を続けたが、作品完成前にエカチェリーナ2世が他界し、この企画は中断される。バイエルが描いた 1802点にも及ぶオリジナルはローゼンボーグ城に保存されている。このパターンの食器は現在もデンマークの公式晩餐会の食器として使用されている。
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