三水和物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/04/03 08:18 UTC 版)
粉末ロジウムと塩化カリウムの混合物を550〜575℃で塩素ガスと反応させてヘキサクロロロジウム酸(III)カリウムを得る。この水溶液に水酸化カリウム水溶液を加え水酸化ロジウム(III)を沈殿させる。水酸化ロジウム(III)を濃塩酸に溶解し、濃縮すると三水和物が析出する。 2 Rh + 3 Cl 2 + 6 KCl ⟶ 2 K 3 [ RhCl 6 ] {\displaystyle {\ce {{2Rh}+{3Cl2}+6KCl->2K3[RhCl6]}}} [ RhCl 6 ] − + 3 OH − ⟶ Rh ( OH ) 3 + 6 Cl − {\displaystyle {\ce {{[RhCl6]^{-}}+3OH^{-}->{Rh(OH)3}+6Cl^{-}}}} Rh ( OH ) 3 + 3 HCl ⟶ [ RhCl 3 ( H 2 O ) 3 ] {\displaystyle {\ce {{Rh(OH)3}+3HCl->\ [RhCl3(H2O)3]}}}
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三水和物
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塩化ロジウムの三水和物 RhCl3•3H2O は水に可溶な暗赤色固体で、徐々に潮解する性質がある。濃塩酸から再結晶できる。ウィルキンソン触媒など、有機合成で用いられる触媒の原料となる。 結晶を溶解したばかりの新鮮な水溶液は硝酸銀を加えても塩化銀の沈殿を生成せず、塩化物イオンはロジウムに配位結合していると予想される。
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