一本杉白山神社
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/06 19:59 UTC 版)
一本杉白山神社 | |
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所在地 | 岐阜県高山市八軒町3丁目9 |
主祭神 | 菊理姫命、伊邪那岐命、伊邪那美命 |
社格等 | 村社、銀幣社 |
創建 | 不詳 |
一本杉白山神社(いっぽんすぎはくさんじゃ)は、岐阜県高山市八軒町に鎮座する神社(白山神社)。
「一本杉神社」「高山白山神社」とも称する。
概要
八軒町及び有楽町の一部(浦町)産土神社である[1]。
創建時期は不詳。大宝年間、役小角がこの地に杉を逆さに立て、白山の遥拝所としたのが始まりと伝わる[2]。この逆杉はやがて根付き、白山神社の起源になったという[2]。
天正年間に金森長近により再興。その後高山陣屋が一本杉白山神社の氏子の地内(八軒町)に設置されたこともあり、歴代領主の崇敬を受けている[3]。
明暦三年(1657年)に社殿を修造し、天照皇大御神、気吹戸主神、神直日神、大直日神を合祀する。
1871年(明治4年)に村社となる[3]。1914年(大正3年)に境内に陣屋稲荷神社が移転し、境内の一部が陣屋稲荷神社の境内となる[4][5]。
1948年(昭和23年)に岐阜県神社庁より銀幣社の指定を受ける[3]。
主祭神
相殿祭神
文化財
- 一本杉白山神社拝殿
天然記念物
- 高山白山神社の矢立スギ
- 「逆杉」または「一本杉」と呼ばれる推定1200年の杉の古木[7]。慶応二年(1866年)8月の暴風雨で枝が折れたときに尖根鏃(建長年間のものと推測[2])が発見されている[7][8]。
- 1957年(昭和32年)3月25日に岐阜県の天然記念物に指定される[7][8]。
脚注
注釈
出典
参考文献
- 土田吉左衛門 編『飛騨の神社』飛騨神職会、1987年4月。国立国会図書館書誌ID:000001983469。
外部リンク
- 一本杉白山神社 - 岐阜県神社庁
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