ワレンチン・ユマシェフとは? わかりやすく解説

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ワレンチン・ユマシェフ

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/27 01:51 UTC 版)

ワレンチン・ユマシェフ
Валентин Борисович Юмашев
生年月日 (1957-12-15) 1957年12月15日(66歳)
出生地 ソビエト連邦 ロシア共和国ペルミ
出身校 モスクワ大学ジャーナリスト学部
前職 ジャーナリスト
配偶者 タチアナ・ユマシェワ
親族 ボリス・エリツィン(岳父)

在任期間 1997年3月11日 - 1998年12月7日
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ワレンチン(ヴァレンチン)・ボリソヴィチ・ユマシェフロシア語: Вали́н Бори́сович Юма́шев、ラテン文字転写の例:Valentin Borisovich Yumashev1957年12月15日 - )は、ロシアジャーナリスト政治家ペルミ出身。ボリス・エリツィン時代の1997年3月11日から1998年12月7日まで大統領府長官を勤めた。

1973年、16歳のときモスクワに移る。1978年モスクワ大学ジャーナリズム学部を卒業し、「モスコフスキー・コムソモーレツ」紙編集部を経て、「コムソモリスカヤ・プラウダ」紙編集部に入る。1987年アガニョーク」誌に移り、1991年副編集長、1995年編集長になる。

1996年ロシア大統領選挙の後、エリツィンに請われる形でメディア担当の大統領顧問に就任し、エリツィンの著書『エリツィンの手記』などの執筆をしている。1997年第一副首相兼蔵相に転じたアナトリー・チュバイスの後任として大統領府長官に就任する。1998年大統領府長官を解任後も夫人のタチアナオリガルヒボリス・ベレゾフスキーとともに権勢を振るい、エフゲニー・プリマコフ首相解任を画策したとされる。また、1999年末にエリツィンが大統領を電撃辞任した際には、辞任演説を準備した。2000年「エリツィン・ロシア初代大統領基金」に勤務。

最初の夫人との間に一女ポーリーナ(ポーリーン)がいる。ポーリーンはオレグ・デリパスカ夫人。エリツィンの二女でエリツィン政権後期にボリス・エリツィン大統領の家族を中心とする側近グループ(セミヤー)の中核となったタチアナ・ディアチェンコと再婚。2002年4月に娘マリアが生まれた。

ユマシェフ夫妻は、モスクワ・シティ(モスクワ国際ビジネスセンター)の高層ビル、インペリア・タワーとキャピタル・シティの半分(49.58パーセントのシェア)を所有している[1]

2009年ユマシェフは一家そろってオーストリアの市民権を取得した[2]

2022年5月30日、同年4月中にウラジーミル・プーチン大統領の顧問を自ら辞任していたとロイターが報じた[3]

脚注

  1. ^ Tower Yumasheva. Half of Imperia Tower in the "Moscow City", and half managing the business center of the "CITY" belong to the Cyprus Valtania. The name comes from "Valea + Tani", explain the sources of "Vedomosti" «Vedomosti», 07.06.2011. (ロシア語)
  2. ^ (ロシア語) エリツィンの令嬢、タチアナ・ユマシェワ、オーストリア市民権を取得”. ロシアRBCテレビ (2013.4.26  ). 2013年11月3日閲覧。
  3. ^ Reuters (2022年5月30日). “Exclusive: Yeltsin's son-in-law quits as Putin adviser -sources” (英語). Reuters. https://www.reuters.com/world/europe/exclusive-yeltsins-son-in-law-quits-putin-advisor-sources-2022-05-30/ 2022年5月31日閲覧。 
先代
アナトリー・チュバイス
ロシア大統領府長官
1997年 - 1998年
次代
ニコライ・ボルジュジャ




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