ロンドンの非商業劇場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/16 01:52 UTC 版)
「ウェスト・エンド・シアター」の記事における「ロンドンの非商業劇場」の解説
「ウェスト・エンド・シアター」という用語は、特に劇場地区の商業的プロダクションを指すものとして一般的に使用されている。もっとも、ロンドンの優れた非商業的な公演を行う劇場は、芸術的に高い評価を受けている。そのような劇場には、ロイヤル・ナショナル・シアター、バービカン・センター、 シェイクスピアズ・グローブ、オールド・ヴィック・シアター、リージェンツ・パーク野外劇場などがある。これらの劇場では、純粋な演劇、シェイクスピア等の古典演劇、新進気鋭の脚本家の新作といった公演を多く行っている。非商業劇場で成功を収めた作品は、ときにウェスト・エンドに場所を移し、延長して上演されることがある。 ロイヤル・オペラ・ハウスは、パリオペラ座ガルニエ宮、スカラ座、メトロポリタン歌劇場と肩を並べる世界でも一流のオペラハウスとして広く認められている。その所在地から、コヴェントガーデンという通称で知られている。ロイヤル・オペラ、 ロイヤル・バレエ団、交響楽団の本拠地となっており、世界中からオペラ、バレエの客演者やカンパニーを招聘して公演を実施している。 同様に、ロンドン・コロシアムは、イングリッシュ・ナショナル・オペラの本拠地となっている。イングリッシュ・ナショナル・バレエもこの劇場をロンドンにおける拠点としており、ツアーに出ていないときは、ここでシーズン中の通常の公演を行っている。 ピーコック・シアターは、劇場地区のはずれに位置している。現在は、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスが所有者となっており、サドラーズ・ウェルズ劇場が代わってダンスの夕べといった催しをここで行っている。
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