ロレーヌワインとは? わかりやすく解説

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ロレーヌワイン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/14 08:58 UTC 版)

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ロレーヌワイン英語:Lorraine wine)は、フランス北東部、ドイツおよびルクセンブルクと国境を接するロレーヌ地方で生産されるワインである。

AOCワイン

1998年3月31日に、Côtes de ToulがAOC(原産地名統制ワイン)に指定された。ムルト=エ=モゼル県の県庁所在地ナンシーの西方、トゥールの近くの8つの村にある110haの畑から、年間4500hℓ(フルボトルで60萬本)のワインが生産されている。

その大部分は、ヴァン・グリ(vin gris, 灰色のワイン)と呼ばれるもので、黒ぶどう(赤ぶどう)から造られる白ワインである。ピノ・ノワール85%以上、残りはガメ種のぶどうで醸造される。

そのほかに、オーゼロワ、オーバン・ブラン種による白ワインや、ピノ・ノワール種による赤ワインも作られている。

さらに、VDQSワインのモーゼル(Moselle)は、2011年にAOCに昇格した。赤白ロゼを作ることができる。Moselleはドイツワインで有名なMoselのフランス読みであり、モーゼル川の源流がヴォージュ山脈の西側でロレーヌ地方に近いところにある。

I.G.P.のコート・ド・ムーズ(Côtes de Meuse) がある。

流通

ぶどう栽培の北限であり、ワインは非常に軽く、AOCのワインでもそれほど市場性のあるものではないため、輸出はもとより、フランスでも地元以外ではほとんど流通していない。





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