ロレンツォ・バンディーニ

大車林

ロレンツォ・バンディーニ(イタリア)

英語 Lorenzo Bandini

1935年12月21日～1967年5月10日

ミラノで、F1ドライバーになることを夢見てメカニックとして働いていた少年が、1961年にジャンカルロ・バゲッティよりわずかに遅れてグランプリに登場した。翌62年からフェラーリ・チームのメンバーに加えられ、マネージャーのエウジェニオ・ドラゴーニのイタリア人ドライバーをチャンピオンにしようという意向もあって、やがてナンバーワン・ドライバーに引き立てられた。だがその間64年のオーストリアGPでの1勝を記録したほかは、F1では目覚ましい成績を残してはいない。一方、スポーツカーでの耐久レースでは63年ルマン、67年のデイトナ24時間などで優勝している。そのデイトナの数か月後、モナコGPのシケインでクラッシュ、悲劇的な最期を遂げた。

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。