レーダー観測でのスーパーセルの特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/11 08:08 UTC 版)
「スーパーセル (気象)」の記事における「レーダー観測でのスーパーセルの特徴」の解説
フックエコー(Hook echo)またはペンダント(Pendant) メインの上昇気流域と後部側面下降気流(RFD)の合流する部分にできる。フックエコーはメソサイクロンのほぼ中心を示し、竜巻が発生する恐れが最も高い部分でもある。 境界エコー減衰部(Bounded weak echo region, BWER) 鉛直面を観測するレーダーでは、レーダーの反射が強い部分の直下に反射が弱い部分ができ、それらの境界が際立って見えることがある。これを境界エコー減衰部と呼び、非常に強い上昇気流が発生していることを示す。 流入ノッチ(Inflow notch) セルに向かって風が流入する側面にできる、レーダー反射が弱いV字型の部分。 Vノッチ(V Notch) 強い上昇気流があり、上昇気流が分岐しようとしているときに見られる、V字型のエコー。下降気流の部分から遠い所に外側に向かって開いた形で現れる。 気象レーダーも参照。
※この「レーダー観測でのスーパーセルの特徴」の解説は、「スーパーセル (気象)」の解説の一部です。
「レーダー観測でのスーパーセルの特徴」を含む「スーパーセル (気象)」の記事については、「スーパーセル (気象)」の概要を参照ください。
- レーダー観測でのスーパーセルの特徴のページへのリンク