ルイ9世への書簡
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1248年、第9回十字軍のためにキプロス島を訪れたフランス王ルイ9世に対し、ダヴィドとマルクという2人の使者がモンゴル人の「エルケルタイ(erkertai)」から託された書簡を届けた。この「エルケルタイ」は、グユクが西方に派遣したエルジギデイのことを指す。書簡は本来ペルシア語で記されていたが、ルイ9世の下に届けられた時点ラテン語と古フランス語に訳され、この翻訳されたテキストが現存している。この書簡の原本がバチカンに今も所蔵されており、古くからモンゴル帝国史研究の重要史料として注目されてきたが、この書簡が偽造されたものであるとする説も根強い。
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