リーニュ_(単位)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > リーニュ_(単位)の意味・解説 

リーニュ (単位)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/13 22:37 UTC 版)

リーニュ(ligne、記号:L)は、メートル法導入以前のフランスで使われていた長さの単位である。フランス語でligne(英語のline)という意味である。

1リーニュはプース(pouceインチにあたるフランス語)の12分の1、ピエ(piedフィートにあたるフランス語)の144分の1である。ただしフランスのピエはヤード・ポンド法のフィートより少し長く、約32.48センチメートルである。

ドランブルメシャンの計測によって最初にメートル法が導入されたとき、1メートルの長さを国定ピエ(pied de roi)で3ピエ11.296リーニュ、すなわち443.296リーニュと定めた。したがって1リーニュは約2.2558291ミリメートルとなる。

リーニュは、現在でもフランスとスイス腕時計メーカーでムーブメントの大きさの単位として用いられている。これは懐中時計や腕時計のムーブメントが、用途上、円盤形に近い形状で作られることから、その直径の単位として慣習的に呼ばれているものである(日本の時計業界ではリーニュを「型」と訳し、10型、11型などと呼称する)。

また、18世紀ごろからドイツボタン製造者の間でもボタンの直径の単位として使われるようになったが、このリーニュはインチの40分の1である。

関連項目


「リーニュ (単位)」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「リーニュ_(単位)」の関連用語

リーニュ_(単位)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



リーニュ_(単位)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのリーニュ (単位) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS