リンクローカルアドレスとゾーンインデックス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 15:59 UTC 版)
「IPv6アドレス」の記事における「リンクローカルアドレスとゾーンインデックス」の解説
ホストの全てのリンクローカルアドレスは共通のプリフィックスを持つので、リンクローカルの宛先にパケットを送信するとき、出て行くインタフェースを選ぶのに通常のルーティング手順を用いることができない。そこで、ゾーンインデックス(zone index)と呼ばれる特別な識別子を用いて付加的なルーティングの情報を提供する。 アドレスが文字で書かれているとき、ゾーンインデックスはアドレスの後にパーセント記号(%)で区切って付加する。ゾーンインデックスの実際の構文は、OSに依存する。 Microsoft Windowsは、数値のゾーンインデックスを使用する(例 fe80::3%1)。インデックスは、インタフェース番号で決定される。 多くのUnix系OS(BSD, Linux, macOSなど)は、インタフェース名をゾーンインデックスに使用する(例 fe80::3%eth0)。 BSD系のOS(macOSを含む)では、数値のゾーンインデックスを2番目の16ビットフィールドに入れることでも表現できる(例 fe80:1::3)。 ゾーンインデックスの表記は、Uniform Resource Identifier(URI)の中で使用する時に文法的に競合するため、パーセント記号"%"をパーセントエンコーディングによって回避しなければならない。例 http://[fe80::3%25eth0]
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