ラーフィダとザイド派
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/14 10:19 UTC 版)
「ザイド・ブン・アリー」の記事における「ラーフィダとザイド派」の解説
詳細は「ラーフィダ(アラビア語版)」、「イマーム派」、および「ザイド派」を参照 ザイドの社会正義と公正の実現の呼びかけに応えず、ザイドを拒否した者たちを「ラーフィダ」(拒否する者)という。ラーフィダはザイド派によるイマーム派の他称となった。 十二イマーム派は、ザイドのイマーマ継承を認めることはなく、単にウマイヤ朝に対する反乱者として扱う。十二イマーム派によると、ザイドは、クーファでジハードを起こそうとする前に、甥のジャアファル・サーディクに許可を求めたところ、ジャアファルは次のように答えたという。「ああ、叔父どの、あなたがキナサ〔ママ〕(クーファ)で殺され、磔にされたとしても、それはあなたの問題です。」また、ザイドがクーファに出発する際には、「叔父の主張を耳にし、それに応答しない者に災いあれ。」と言ったという。 ファーティマ裔にのみイマーマ(イマーム性)を認めるイスラーム教シーア派のうち、アリーから受け継がれていったイマーマが、ザイドの兄のムハンマド及びその息子ジャアファルに受け継がれたとする分派が十二イマーム派などのイマーム派であり、ザイドに受け継がれたとする分派がザイド派である。
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