ラグランジュ‐ポイント【Lagrangian point】
読み方:らぐらんじゅぽいんと
主従二天体の公転系で、さらに小さな天体が両天体との相対位置を変えずに、公転系に加わることができる位置。5点あり、3点はオイラーが発見。1772年にラグランジュが2点を加え論文として発表した。ラグランジュ点。L点。
[補説] 主星と従星の間で互いの引力がつりあう点(L1)、従星の軌道の外側の点(L2)、従星の公転軌道の正反対の点(L3)をオイラーが発見した(主従星とこの3点は直線上に並ぶ)。また、公転軌道上で、主星から見て従星の60度前方の点(L4)と60度後方の点(L5)をラグランジュが発見した。L1・L2・L3は不安定な点で、そこにある物体の位置がずれ始めるとずれが拡大して公転系を離れる。L4・L5は安定した点で、そこにある物体は位置がずれても元に戻る。人工衛星などの設置点として好適。
ラグランジュポイント
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/04/25 03:20 UTC 版)
ラグランジュポイント (Lagrange Point)
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