ライマンの法則 (Lyman's Law)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/29 07:58 UTC 版)
「連濁」の記事における「ライマンの法則 (Lyman's Law)」の解説
複合語の後部要素にもとから濁音が含まれている場合、連濁は起こらない。 はる + かぜ → はるかぜ *はるがぜ おお + とかげ → おおとかげ *おおどかげ ただし、まれな例外として「なわばしご」などがある。 なお、この法則はB. S. ライマンが1894年に独自に見つけたものとして、この名で知られているが、実際には再発見である。すでに18世紀に、賀茂真淵と本居宣長がそれぞれ独自にこの法則を発見している。 また逆に、前部要素に濁音がある場合に、後部要素の連濁が起こりにくくなる傾向がある。 しばた(柴田) ⇔ しまだ(島田) ながしま(長島) ⇔ なかじま(中島) ながた(永田) ⇔ なかだ(中田) 大和言葉には基本的に濁音を二つ含む語幹は存在しない。
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