ヨーロッパ1
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/12 04:06 UTC 版)
「ヨーロッパ (ロケット)」の記事における「ヨーロッパ1」の解説
3段式のヨーロッパ1は全長31.7m、重量110トン以上で1966年の時点で高度500kmの円軌道に1000から1200kgの軌道投入能力を備える予定だった。イギリスのホーカーシドレー・ダイナミックスが担当する1段目は全長18.4m、直径3.05m、89トンの推進剤(ケロシンと液体酸素)込みで重量95トンだった。海面高度での推力がそれぞれ667kNのロールスロイス製のRZ-2エンジンを2基備え、フランスのノールアビシオンとLRBAが担当する2段目のコラリーは全長5.50m、直径2m、9.85トンの常温での貯蔵が可能な推進剤(四酸化二窒素と非対称ジメチルヒドラジン)込みで12トンで推力268kNの4基の燃焼室のエンジンを備えた。3段目は西ドイツメッサーシュミット・ベルコウ・ブロームとERNOが担当する全長3.81m、直径2m、2.94トンの常温での貯蔵が可能な推進剤(四酸化二窒素とエアロジン-50)込みで4トンで推力23kNのエンジンを備えた。
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