ユメザメとは? わかりやすく解説

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夢鮫

読み方:ユメザメ(yumezame)

ツノザメ科海水魚

学名 Centroscymnus owstoni


ユメザメ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/13 07:35 UTC 版)

ユメザメ
Dr. Tony Aylingによる模写
保全状況評価[1]
VULNERABLE
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
: 軟骨魚綱 Chondrichthyes
: ツノザメ目 Squaliformes
: オンデンザメ科 Somniosidae
: ユメザメ属 Centroscymnus
: ユメザメ C. owstoni
学名
Centroscymnus owstoni
Garman, 1906
英名
Roughskin dogfish

ユメザメ(夢鮫、英: en:Roughskin dogfish、学名: Centroscymnus owstonii)は、オンデンザメ科に属するサメの一種。水深400-1500メートルに生息する深海魚である[2]

特徴

分布

太平洋西部や南東部、大西洋で見られる[2]。日本では千葉県小湊[3]相模湾駿河湾土佐湾沖縄諸島などに生息している[2]。大陸斜面や海山の水深400-1500メートルに生息する[2]

形態

全身が黒く鱗で覆われている[2]

生態

生殖は卵黄依存性で[注釈 1]、出生時は全長30cm程度である[2]。一度に生まれる数は約35尾[2]。成長するとオスは70センチメートル、メスは1メートル程度になる[2]。最大1.2メートルほどと言われる[2]

類やタコイカを捕食する[2]

時に性別で分かれた群れを作ることが分かっているが、行動や生態に関しては未知の部分が多い[2]

人間との関わり

巨大な肝臓とそこから採取できる肝油のため漁獲の対象となるが、低水温となる深海では成長が遅いため、絶滅のおそれがあるとされる[2]。他にも肉は魚肉練り製品の原料として使われる[3]

脚注

注釈

  1. ^ 胎生の内胎児を輸卵管で成長させて孵化し、その後子宮で胎児を育ててから出産する生殖方法を言う[4]

出典

  1. ^ Finucci, B. & Kyne, P.M. (2018). “Centroscymnus owstonii”. IUCN Red List of Threatened Species 2018: e.T41749A68615392. doi:10.2305/IUCN.UK.2018-2.RLTS.T41749A68615392.en. https://www.iucnredlist.org/species/41749/68615392 2023年9月25日閲覧。. 
  2. ^ a b c d e f g h i j k l 仲谷 2011, p. 118.
  3. ^ a b ユメザメ”. コトバンク. 朝日新聞社、VOYAGE GROUP. 2017年9月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年9月25日閲覧。
  4. ^ 仲谷 2011, p. 124.

参考文献



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