ヤシカ・京セラの製品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/23 00:22 UTC 版)
「コンタックス」の記事における「ヤシカ・京セラの製品」の解説
1972年コンタレックスシリーズのスーパーエレクトリックを最後にツァイス・イコンがカメラ生産を打ち切った後、レンズを供給していたカール・ツァイスは新しい供給先を探していた。1972年6月に旭光学工業(現リコーイメージング)とカール・ツァイスが合弁でペンタックス・カール・ツァイスを設立し眼鏡事業を推進する旨発表している一方、この頃カール・ツァイスから旭光学にカメラ事業でも提携の提案があった。旭光学は社内でペンタックスとコンタックスのブランドが衝突することを恐れて断わったが、この時の名残として幻のペンタックス・コンタックスマウントはペンタックスKマウントとなり、ディスタゴン15mmF3.5の光学系はタクマー15mmF3.5に使用されている。カール・ツァイスは1974年にヤシカと提携してコンタックスRTSを発売し、コンタックスは復活した。正式名称は単にコンタックス(CONTAX )だがツアイス・イコンのコンタックス(Contax )と区別するためヤシカ・コンタックスと通称され、さらにしばしばヤシコン、Y/Cと略称される。1983年ヤシカは京セラの傘下となり、マニュアルフォーカス・オートフォーカス一眼レフカメラやオートフォーカスレンジファインダーカメラを製造し、京セラ・コンタックスと通称される。2005年京セラはコンタックス事業の終了を発表した。2020年現在コンタックスブランドは使用されていない。
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