メープルリーフ金貨とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > メープルリーフ金貨の意味・解説 

メープルリーフ‐きんか〔‐キンクワ〕【メープルリーフ金貨】


メイプルリーフ金貨

(メープルリーフ金貨 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/09 07:25 UTC 版)

メープルリーフ金貨
カナダ
価値 50.00 CAD (1oz)
質量 31.11 (1oz) [1] g
鋸歯状(リードエッジ)
構成 99.99% 金(Au)
鋳造年 1979–現在
表面
デザイン
デザイン時期 1979
裏面
デザイン メープルリーフ
デザイン時期 1979

メイプルリーフ金貨(メイプルリーフきんか、英語:Canadian Gold Maple Leaf、フランス語:Feuille d'érable en or)は、カナダ王室造幣局(Royal Canadian Mint)発行の地金型金貨

概要

1979年に創鋳され、以後毎年発行されている。表面にカナダの元首としてエリザベス2世の肖像、[2]裏面にサトウカエデが浮き彫りされている。純度99.99パーセント(.9999)以上の純金製(24カラット)である。

1トロイオンス、1/2トロイオンス、1/4トロイオンス、1/10トロイオンス、1/20トロイオンスの5種がある。カナダでは法定通貨としての価値を持つがそれぞれの額面(50カナダドル、20カナダドル、10カナダドル、5カナダドル、1カナダドル)は全く名目上のもので、市価は額面より遙かに価値が高い。1979年から1981年に発行されたものの純度は99.9%(.999)であった。それぞれの額面の金貨のデザインは、金の両目と額面表示以外は全く同じである。

メイプルリーフ金貨発行以前、地金型金貨のマーケットは南アフリカクルーガーランド金貨の独擅場であったが、アパルトヘイトに抗議するための南アフリカ製品ボイコット運動に乗じその地位を奪う。メイプルリーフ金貨の成功をみて各国が地金型金貨市場に参入するが、現在でもメイプルリーフ金貨の人気は高く、流通量は世界一を誇る。

1994年に、1/15トロイオンス(額面はC$2)の金貨とプラチナ貨(白金貨)が装飾用の使用も考慮して発行された。特に人気が出ず、1/15トロイオンスが発行されたのはこの年のみとなった。

1998年からは、金貨と同じ両目・額面で、純度.9995のプラチナ貨を発行した。また同じ年、額面5カナダドルで純度.9999の銀貨も発行された。2005年-2007年には額面50カナダドル、純度.9995で1オンスのパラジウム貨も発行された。

2007年5月に、カナダ王室造幣局は額面が100万カナダドル、重さ100キログラム、直径50cm、厚さ3cmの金貨を公開した。純度は99.999%(.99999)。これまで5人が注文した。

仕様

メイプルリーフ金貨仕様[3][4]
量目
(oz)
額面
(CAD)
直径
(mm)
厚さ
(mm)
1 50 30.0 2.80
1/2 20 25.0 2.23
1/4 10 20.0 1.70
1/10 5 16.0 1.22
1/20 1 13.9 0.92

関連項目

脚注

  1. ^ Gold Maple Leaf Coins | The Royal Canadian Mint”. www.mint.ca. 2020年11月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月9日閲覧。
  2. ^ 2024年4月後半以降1オンス金貨を筆頭にチャールズ3世の肖像に変更される予定。
  3. ^ JM Bullion 2018年9月2日閲覧。
  4. ^ 田中貴金属工業株式会社 2018年9月2日閲覧。

外部リンク



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「メープルリーフ金貨」の関連用語

メープルリーフ金貨のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



メープルリーフ金貨のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのメイプルリーフ金貨 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS