メルセデス・ベンツの活動休止
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「1955年のル・マン24時間レース」の記事における「メルセデス・ベンツの活動休止」の解説
メルセデスは前年から本格的にモータースポーツ活動を再開し、F1と耐久レースで華々しい成果を収めていたが、ダイムラー・ベンツ経営陣はレース部門の予算と人員を市販車開発に集中するため、ル・マンの前にこの年限りでF1から撤退することを表明していたが、ル・マンの後にも改めて表明した。耐久レースには翌年も参戦する予定で、300SLRクーペタイプの製作と新型エンジンの開発を進めていた。 選手権最終戦タルガ・フローリオに優勝し、マニュファクチャラーズタイトルを獲得した10月16日の夜、ノイバウアー監督は全レース活動を休止するという本社の決定を知らされた。休止期間は「数年間」とされていたが、彼らが活動を再開しル・マンに戻ってくるのは30年後、1985年であった。この時はプライベートチーム、ザウバーへのエンジン供給の形であったが、1988年より「ザウバー・メルセデス」として公式に復帰している。
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