メダカを用いた研究
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/26 10:12 UTC 版)
学生時代からメダカを研究材料として選び、生殖生物学、放射線生物学を中心に多くの業績を上げた。メダカを用いた老化や発ガンの研究を進展させるとともに、多数の共同研究者を育て、メダカの生物学の発展に中心的役割を果たした。彼に師事したメダカの生物学関連の研究者には、嶋昭紘、田口泰子、青木一子、酒泉満、三谷啓志、島田敦子、成瀬清などがいる。佐藤矩行も門下。 学問的能力、管理的能力の他にも文才に恵まれ、多くの著作を著した。 大腸癌のため、逝去、享年64。療養中に最後の著作「メダカに学ぶ生物学」(中公新書931、中央公論社、東京、1989年)を完成させた。これには自分自身の研究の経過とともに、メダカの研究史も紹介されている。
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