ミラーバーン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/31 02:56 UTC 版)
粉塵による健康被害を防止する目的で、金属ピンを持つスパイクタイヤの使用が禁止され、冬タイヤがスタッドレスへと移行すると、タイヤに磨かれた鏡面圧雪が見られるようになった。これを特に、ミラーバーンと呼ぶ。低温下では交通量に比例して形成されるが、発進、停止のたびに微小な滑走が発生し、信号待ちの間に車両下面の熱で雪面がわずかに融解するため、交差点の前後での発生が著しい。ミラーバーン化すると、融雪剤の効果やスタッドレスタイヤのグリップ力は著しく低下する。対策としてロードヒーティングが施工されてきたが、初期費用や電気代を含む維持費が割高であるため、車両の自重で圧雪を粉砕するために表面に多数のゴム板を貼り付けた弾性舗装へ移行した。
※この「ミラーバーン」の解説は、「路面凍結」の解説の一部です。
「ミラーバーン」を含む「路面凍結」の記事については、「路面凍結」の概要を参照ください。
Weblioに収録されているすべての辞書からミラーバーンを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書からミラーバーンを検索
- ミラーバーンのページへのリンク