ミヒャエル・エンデ『はてしない物語』(1979年)
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「無限の猿定理」の記事における「ミヒャエル・エンデ『はてしない物語』(1979年)」の解説
バスチアンはファンタージエンの帝位を追われ、「元帝王たちの都」にたどり着く。そこで灰色の猿アーガックスに案内され「出まかせ遊び」を見せられる。6つの面に文字の書かれたさいころをでたらめにならべる遊びで、都の住人はこれに熱中している。アーガックスが皮肉混じりに解説する。だがね、長いことやってると——ま、何年もやってるとだな、ときには偶然、ことばになることがある。とくに深い意味をもったことばではないにしろ、ことばはことばだ。〔…中略…〕永久につづけてりゃ、そもそも可能なかぎりのあらゆる詩、あらゆる物語ができるってわけだ。そればかりじゃない。物語についての物語も、それから、おれたちが今ここで出てきている、この物語もだ。な、理の当然だろ? ちがうかい? — 上田真而子・佐藤真理子訳。
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