ミッション概念
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/10/12 23:46 UTC 版)
EJSM計画の特徴は、2機ないしは3、4機のオービター、ランダーが提案されていることである。 NASA: エウロパ周回機(JEO, Jupiter Europa Orbiter)。エウロパとイオの観測を予定。 ESA: ガニメデ周回機(JGO, Jupiter Ganymede Orbiter)。ガニメデとカリストの観測を予定。 JAXA: 磁気圏探査機(JMO, Jupiter Magnetospheric Orbiter)。木星磁気圏を観測予定。 Roscosmos: エウロパ着陸機。(JEL, Jupiter Europa Lander)。エウロパ表面へin situ観測のため軟着陸する予定。 ベースラインとなるEJSMの概念はJEOとJGOから構成され、2020年の打上げを予定し、それぞれエウロパとガニメデの周回軌道に投入されるまでに複雑に入り組んだ木星圏探査を行う。両機はイオの火山活動や木星の大気圏、磁気圏、ガリレオ衛星との相互作用といった動的な現象を観測し、エウロパとガニメデの氷の膜下にある海の特性を調べる。 JAXAが参加した場合、JMOは木星の磁気圏を探査し、JGO・JEOとの共同観測により3点観測が実現することになる。
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