ミシュテカ語モリーノス方言
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/22 14:32 UTC 版)
「連続変調」の記事における「ミシュテカ語モリーノス方言」の解説
おなじくオト・マンゲ語族のミシュテカ語モリーノス方言はさらに複雑な連続変調の体系を持つ。この言語には3つの声調(高・中・低。それぞれ1・2・3で表す)をもち、語根はすべて2音節である。したがって、語根の声調パターンは9種類ありえる。語根の声調をここでは2桁の数字で表す(高-低は13になる)。語根はまたクラスAとクラスBのいずれかに分類され、また動詞と非動詞に分かれる。この3つの要素に依存した多くの規則によって連続変調が決定される。規則の例をひとつあげるならば: 「基底声調31は、クラスBの語根の後ろに置かれたときに11に変化する。ただし32(クラスB')の後ろでは変化しなくてもよい。クラスAの語根の後ろに置かれたときは変化しない。」 ža²ʔa²(B)(唐辛子)+ ži³či¹(A)(干した)→ ža²ʔa²ži¹či¹(干した唐辛子)
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