ミクェレットロック式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 03:08 UTC 版)
「フリントロック式」の記事における「ミクェレットロック式」の解説
ミクェレットロック式 (Miquelet lock, Miguelet, Miquelete) は1580年ごろにスペインで発明された。スナップハンス式からの改良点は、L字型の当たり金に火皿蓋を兼ねさせ、火皿蓋をスライドさせる独立した機構を省いた点で、構造が大幅に簡略化された。ただし、後に登場するフリントロック式と異なり撃発用のばねが機関部の外に露出している(火皿蓋用のばねは内蔵されているものが多い)。 発火機構を直接制御するばねが二つとも剥き出しなため暴発しやすくはあったが、安価でメンテナンスも容易なため、フリントロック式の普及後もスペインやオスマン帝国など地中海南部を中心として使われ続けた。
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