ミクサー機能
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/04 20:07 UTC 版)
演算を数式で見ると、 Output = Input1 × (1-c) + Input2 × cとなり、これから c=0.0 のとき Output = Input1 c=0.5 のとき Output = Input1 × 0.5 + Input2 × 0.5 c=1.0 のとき Output = Input2 になることがわかる。制御信号を0と1で切り換えると二つの入力が単純に切り替わり、0から1の間の値で二つの入力が重ね合わせ合成されることになる(図2)。制御信号を画面全体にわたって同じ値 c とし、これを徐々に変化させることで二つの映像が徐々に溶け込むように切り換る、いわゆるフェードイン・フェードアウト効果(またはクロスフェード効果)が得られる。 なお、二つの入力で同じ映像 V を用いた場合、Input1 = Input2 = V とすると出力は Output = V × (1-c) + V × c = V となり制御信号の値によって変化しない。このため同じ背景の前で撮影した別々な被写体間の転換がスムーズに行える。 このように制御信号として画面全体に対し同じ値を用いて合成するよう動作する機能をミクサー機能あるいはミックス機能という。
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