マントノンとは? わかりやすく解説

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マントノン

名前 Maintenon

マントノン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/05/06 15:23 UTC 版)

Maintenon


行政
フランス
地域圏 (Région) サントル=ヴァル・ド・ロワール地域圏
(département) ウール=エ=ロワール県
(arrondissement) シャルトル郡
小郡 (canton) エペルノン小郡
INSEEコード 28227
郵便番号 28130
市長任期 ミシェル・ベランジェ
2014年 - 2020年
自治体間連合 (fr) fr:Communauté de communes des Portes Euréliennes d’Île-de-France (Eure-et-Loir)
人口動態
人口 4296人
2014年
人口密度 376人/km2
地理
座標 北緯48度35分19秒 東経1度34分46秒 / 北緯48.5886111111度 東経1.57944444444度 / 48.5886111111; 1.57944444444座標: 北緯48度35分19秒 東経1度34分46秒 / 北緯48.5886111111度 東経1.57944444444度 / 48.5886111111; 1.57944444444
標高 平均:m
最低:97m
最高:166 m
面積 11.44km2
Maintenon
公式サイト mairie-maintenon.fr
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マントノンMaintenon)は、フランスサントル=ヴァル・ド・ロワール地域圏ウール=エ=ロワール県コミューン

地理

ウール川とヴォワーズ川の合流地点にある肥沃な谷に位置している。マントノンはボース地方の最北端、自然区分上のパリ盆地地方にあり、ティメレ地方に隣接している。

歴史

水道橋の廃墟

我々は11世紀の文書のなかで初めてMestenonの名を見つけることができる。1123年にMextenum、1150年にMeistenon、1257年にMeinthenonである。

この土地の法的地位は10世紀に領地に転換した。城の歴史は中世までさかのぼる。最初はモンフォール伯の家臣の要塞として城ができた。10世紀から12世紀まで大勢の領主が継承した。

現在の城は1509年以降に、所有者ジャン・コトローが主導してルネサンス様式で建設された。コトローはルイ12世フランソワ1世アンリ2世の下で財務総監を務めた人物である。1530年にコトローが没すると、遺産のみならず周辺の土地も、義理の息子でランブイエ領主のジャック・ダンジェンヌが相続した。彼の息子のルイ・ダンジェンヌが1562年に相続し、同時にマントノン男爵となった。

ルイの相続人は、ヴィルレー=ダンジェンヌ侯爵に資産を売却した。1674年12月、フランソワーズ・ダンジェンヌはヴィルロワ侯爵と結婚した。フランソワーズはシャルル・フランソワ・ダンジェンヌの女子相続人であり、彼女は城とマントノンの称号を15万リーヴルで詩人ポール・スカロンの未亡人に売却した。この時から、スカロン未亡人フランソワーズ・ドービニェはマントノン侯爵夫人と名乗るようになった。そのため、城は王の融資によって多くの工事が行われ飾り立てられ、王宮に近い建物となった。庭園を設計したのはアンドレ・ル・ノートルである。ジャン・ラシーヌが数多く瞑想に訪れていた場所には、ヴォーバンが手掛けた水道橋があった。戦争やマラリアの流行のため水道橋建設は1688年に放棄されてしまい、完成することはなかった。三列の重なり合ったアーチでできた建物は、水源からくみ上げたウール川の水をヴェルサイユ宮殿に供給するよう設計されていた。

マントノン侯爵夫人の死後、マントノンのドメーヌはノアイユ家が相続した。侯爵夫人の姪であるフランソワーズ・アマブルがフランス元帥アドリアン・モーリス・ド・ノアイユと結婚していたためである。亡命の途上にあったシャルル10世は、1830年にマントノン城で一泊している。

普仏戦争の1870年から1871年にかけ、マントノンはプロイセン軍に占領されていた。

史跡

人口統計

1962年 1968年 1975年 1982年 1990年 1999年 2004年 2014年
2978 3325 3313 3388 4161 4440 4472 4296

参照元:1962年から1999年までは複数コミューンに住所登録をする者の重複分を除いたもの。それ以降は当該コミューンの人口統計によるもの。1999年までEHESS/Cassini[4]、2006年以降INSEE[5][6]

脚注


「マントノン」の例文・使い方・用例・文例

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