マルチブロックの確保
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/02 10:00 UTC 版)
ext3では、ファイルが追加される際にブロックアロケータをそれぞれのブロック個別に1回ずつ呼び出す。そのため、同時に複数書き込みを行う場合には、ディスク上でファイルのフラグメントは容易に発生する。しかし、ext4ではデータをバッファして複数のブロック群を一度に確保する遅延確保を利用する。これはアロケータは何を書き込むべきかについてより多くの情報を保持することを意味し、そしてディスク上のファイル領域確保のためより良い選択を行うことができるようになる。マルチブロックアロケータは遅延確保がファイルシステム上で有効になっているとき、もしくはファイルがO_DIRECTモードで開かれているときに使用される。この機能はディスクフォーマットには影響しない。
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