マハッラ (中央アジア)
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マハッラ (ラテン文字:mahalla) はウズベキスタン、キルギス、タジキスタンなど中央アジアで見られるウズベク人の地域コミュニティである。歴史的に、マハッラは血縁関係やイスラム教コミュニティの絆に基づいた自治的な社会制度だった。ウズベキスタン地域がソビエト連邦による統治を受ける以前は、マハッラは公的な行政区画と近所付き合いなどの私的な結びつきを媒介する地方自治体としての役割を果たしていた。宗教儀式や結婚式などの人生の節目の慶事、公共施設などの資源管理、揉め事処理、その他様々な地域コミュニティ活動がマハッラによって行われており、マハッラでは年長者による非公式の会議 (oqsoqol, aksakal) が行われていた[1]。
- ^ Robert D. McChesney, Central Asia: Foundations of Change, Darwin Publishers, 1997, ISBN 0-87850-077-4
- ^ ティムール・ダダバエフ. “第4章 ウズベキスタンの地域社会「マハッラ」からみた人権の保護・確保”. 北海道大学スラブ研究センター 2013年3月7日閲覧。
- ^ “Interview: Anthropologist Says Uzbeks' Model For Life In Kyrgyzstan Destroyed”. Radio Free Europe. (2012年11月12日) 2013年3月7日閲覧。
- 1 マハッラ (中央アジア)とは
- 2 マハッラ (中央アジア)の概要
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